フォークリフトの警告灯が点灯したときの対処法を解説

フォークリフトの警告灯が点灯したときの対処法を解説

フォークリフトを運転するにあたって押さえておきたいポイントが、警告灯の位置や役割です。

フォークリフトの警告灯が点灯した際にどのような対応をすればよいか確認しておくことも重要でしょう。

当記事では、フォークリフトの警告灯の意味や、点灯時に必要な対応などを解説します。

フォークリフトの警告灯について

フォークリフトには、さまざまなトラブルを知らせるために警告灯が付いています。

一般的にフォークリフトの警告灯は、エンジンを入れた際にコントロールパネルの中で点灯しているでしょう。フォークリフトのどこかに異常がある場合には、エンジンを入れてしばらくしても警告灯が点灯し続けます。

一方、特に異常がない場合には、エンジンを入れて少しすると警告灯が消えるでしょう。

フォークリフトの警告灯の色

フォークリフトの警告灯には、国際規格に従って3つの色があり、それぞれに意味があります。
もし緑色の警告灯が点灯しているのであれば、フォークリフトは安全な状態です。

警告灯が黄色だった場合、故障している箇所や異常な箇所があるかもしれません。

赤色の警告灯が点灯しているのであれば、すでにフォークリフトの一部が故障している恐れがあります。赤色の警告灯を見たら、すぐにフォークリフトのエンジンを止めて故障している箇所を特定し、修理しましょう。

フォークリフトの警告灯の意味

フォークリフトの警告灯が点灯した場合には、故障している場所があるかもしれないので、すぐに対応する必要があります。しかし、フォークリフトの警告灯にどのような意味があるのかわからなければ、対応できません。
フォークリフトを安全に運用するためには、それぞれの警告灯によって異なる意味を知っておくことが重要です。

 

まず、ブレーキ警告灯が点灯した場合、ブレーキに異常が発生している恐れがあります。考えられるのは、パーキングブレーキの作動、ブレーキオイルの不足、ブレーキ油圧の異常、アンチロックブレーキシステム(ABS)の異常、ブレーキブースターの異常などです。パーキングブレーキの作動などは解除すれば解決しますが、油圧やブレーキブースターの異常は修理が必要となるでしょう。

続いて、エンジン警告灯が点灯しているのであれば、エンジンの制御系に異常が発生している恐れがあります。すぐにエンジンを停止して、原因を突き止め、修理を行いましょう。

充電警告灯が点灯している場合、充電系統に異常が発生しています。オルタネーターやベルトが故障しているかもしれないので、できる限り早くメンテナンスをすべきです。

 

フォークリフトのエアーエレメントが塵やホコリで詰まってしまうと、エアーエレメント警告灯が点灯します。このケースでは、エアーエレメントの交換を検討してください。

エンジンを冷やすためにはラジエーターが正常に作動していなければなりませんが、ラジエーターやリザーバータンクの冷却水が減少すると、ラジエーター冷却水量警告灯が点灯します。冷却水は定期的に量を確認し、不足しないようにしましょう。

 

最後に、セジメンタ警告灯にも注意を払うべきです。セジメンタ警告灯が点灯しているのは、冷燃料フィルターに水が溜まりすぎていることを示しています。冷却水などと同様、定期的なメンテナンスをすることで警告灯の点灯を防げるでしょう。

フォークリフトの警告灯が点灯した際に必要な対応

フォークリフトの警告灯が点灯した際に必要な対応

フォークリフトは定期的に点検整備を行うべきです。

フォークリフトの警告灯が点灯した際には、すぐに必要な対策を講じなければなりません。
警告灯が緑色であれば問題ありませんが、黄色や赤色の場合にはすぐにフォークリフトを停止し、原因を探るべきです。

では、警告灯が点灯してしまったときの対応を見ていきましょう。

1. メンテナンスをする

フォークリフトの警告灯が点灯した際にまずすべきことは、メンテナンスです。
日常的にメンテナンスをするのが望ましいですが、業務が忙しい場合にはなかなか難しいでしょう。

しかし、警告灯が点灯した場合には、メンテナンスを行ってなぜ警告灯が点灯したのか原因を見つけなければなりません。

 

もし、警告灯が点灯してもそのまま放置していると、大きな故障につながってしまうでしょう。
警告灯の中には、簡単なメンテナンスで解決するものもあります。

例えば、パーキングブレーキの作動で警告灯が点灯しているのであれば、パーキングブレーキの解除で警告灯が消えるはずです。

 

また、エアーエレメントの不具合や冷却水の不足であれば、交換や補充によって解決できるでしょう。

2. 修理工場に持っていく

フォークリフトの警告灯が点灯した後、思いつく範囲でメンテナンスしたものの、警告灯が消えないことがあります。または、自分でメンテナンスをするのが怖い、面倒だと感じる人もいるでしょう。

こうしたケースでは、整備契約業者に連絡して修理してもらうのがもっとも確実です。

特に、エンジンやブレーキ、ラジエーター本体などは、特別な知識や技術を持っていないと修理ができません。プロに任せるのが賢い方法といえるでしょう。

 

さらに、故障箇所以外の部分もメンテナンスしてもらえるメリットもあります。自分が気付かなかった部分の修理や交換なども行ってもらえるので、警告灯が点灯するのを未然に防げるでしょう。

警告灯の点灯に備えた必要なメンテナンス

フォークリフトの警告灯が点灯したらすぐに行動する必要がありますが、理想的なのは日々のメンテナンスによって警告灯が点灯しないことです。

では、警告灯の点灯に備えたメンテナンスについてご紹介します。

1. オイル補給

フォークリフトの警告灯が点灯しないように簡単に行えるメンテナンスの一つがオイルの補給です。エンジンオイルが不足しないように補給していけば、エンジンのトラブルを防げます。

オイルフィラキャップを外し、エンジンオイルを補給しましょう。オイルの量が規定の範囲内に収まっていることを確認して、再度オイルフィラキャップを取り付ければ完了です。

2. エアーエレメントの清掃

エアーエレメントがホコリで詰まると警告灯が点灯するので、定期的な清掃と交換が必要です。

エアーエレメントは6カ月ごと、もしくは1,200時間ごとに交換しなければなりません。もしホコリの多い場所で作業するのであれば、1カ月ごと、もしくは200時間ごとが望ましいでしょう。

エアーエレメントを交換せず清掃する場合には、エアクリーナーカップからエレメントを取り外し、圧縮空気を吹き付けてきれいにします。破損部分や穴が開いている部分があれば、交換した方がよいでしょう。

フォークリフトの警告灯が点灯したらすぐに対策を

フォークリフトの警告灯が点灯した場合、放置しておくと大事故につながる恐れがあります。できる限り早く対策を講じ、警告灯が消えるようにしましょう。

 

さらに、警告灯は付かないものの、タイヤの状態に気を配ることも必要です。

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