フォークリフトでよくある事故や災害の原因や防止方法を解説

フォークリフトでよくある事故や災害の原因や防止方法

フォークリフトによる死傷・死亡事故は毎年発生しており、事故を未然に防ぐ意味でも日頃からの安全対策強化が重要です。

 

本記事では、フォークリフトでよくある事故や災害の原因の他、フォークリフトによる事故を防止する方法を解説していきます。

フォークリフトの事故発生状況

労働災害の中でも、フォークリフトの事故は、命に関わる重大事故につながることもあり、安全への心配りが欠かせません。
実際、2020年におけるフォークリフトによる事故発生件数は、死傷事故の減少が見られるものの、死亡事故に関しては前年の20件から31件へと大幅な増加に転じています。[注1]

 

また、労災全体では、トラックや乗用車・バス・バイクに続く死亡事故発生の割合となっており、早急に事故の再発防止対策を徹底する必要があります。

[注1]一般社団法人 日本産業車両協会「フォークリフト事故統計の紹介-厚生労働省 労働災害発生状況より-

フォークリフトでよくある事故

フォークリフトでよくある事故

フォークリフトでよくある事故は、次の4つです。

フォークリフトでよくある事故4つ
1. 墜落・転落事故
2. 挟まれ・巻き込まれ事故
3. 衝突事故
4. 転倒事故

1. 墜落・転落事故

堕落・転落事故とは、フォークリフトを使用する作業員が、操作ミスなどの原因で、フォークリフトごとそのまま高い場所から転落するものを指します。
フォークリフトのつめの部分に人をのせて作業したり、フォークリフトで持ち上げたパレット上で人が作業するなど、本来のフォークリフトの使い方とは違う使い方をして事故につながるケースが多いです。

2. 挟まれ・巻き込まれ事故

挟まれ・巻き込まれ事故とは、フォークリフトのマストとヘッドガードとの間に頭が挟まれたり、他の車両との間に挟まれてしまったりというものを指します。
実際には、荷物の積み込み・積み直しなどで荷台での作業を終え、フォークリフトから戻るときに操作を誤り、マストやヘッドガードの間に挟まれる事例が報告されています。

3. 衝突事故

衝突事故とは、フォークリフトと作業員とが衝突して発生する事故です。
主な原因として、注意不足や車両の点検ミス、整備不良などが挙げられます。

また、荷物を高く積みすぎたせいで、前方の歩行者や作業者に気付かず、ぶつかってしまうという例もみられます。

4. 転倒事故

フォークリフトが転倒・横転し、作業員が投げ出されることで発生する事故です。
投げ出された作業員がフォークリフトの下敷きになり、死亡事故につながる事例も確認されています。

転倒事故の原因としては、荷物の積み込み時に固定が外れていない段階でトラックが動き出したり、スピードの出しすぎでバランスを崩したりしたりなどです。

フォークリフトで事故が起きる原因

ここでは、フォークリフトで事故が起きる原因を紹介します。
一般的に、フォークリフトで事故が起きる原因は、次の4つです。

フォークリフトで事故が起きる原因4つ
1. 運転操作ミス
2. 安全確認の不徹底
3. パレットの危険な積み方
4. フォークリフトの点検整備が不十分

それでは、一つずつ確認をしていきましょう。

1. 運転操作ミス

フォークリフトの運転操作ミスには、ハンドル操作やレバー操作ミス、前方不注意、急発進などが挙げられます。
運転者だけでなく、周囲の人も巻き込む事故につながりやすいため、注意が必要です。

事故を防止するためには、免許を取得した後も、正しい運転技術の実践を心がけなければなりません。

2. 安全確認の不徹底

安全確認を怠っていることでフォークリフトの事故につながる例も多く見られます。
実際に発生した事故には、前後左右の確認不足やシートベルト未着用によるものなどもあります。

安全確認不足によって重大な事故につながることのないよう、緊張感を持ってフォークリフトの運転にあたることが必要です。

3. パレットの危険な積み方

効率を重視するあまり不安定で危険なパレットの積み方をしてしまうと、荷崩れを起こして事故につながりかねません。
作業手順を無視せず、安全な積み方でパレットを扱うようにしましょう。

4. フォークリフトの点検整備が不十分

フォークリフトを操作・運転する前には、十分な点検整備が必要となります。
点検をしないまま使用し続けると、故障の原因や異音・悪臭などのトラブルにもつながりかねませんので、定期的なメンテナンスや修理を行いましょう。

フォークリフトの事故を防止する方法

ここでは、フォークリフトの事故を防止する方法として6つを取り上げ、紹介します。

1. フォークリフトの通路と人との通路を分ける

フォークリフトが走行する場所と人との通路を明確に分け、接触しないようにする工夫をしなければなりません。
それぞれの区域に別の色のテープなどを貼るなど、視覚的に分かりやすくするのもよいでしょう。

2. 走行通路への作業員の侵入を防止する

走行通路での事故を防ぐため、他の作業員が侵入することのないよう、作業場所が分かるようにするのも効果的です。
分かりやすいように、作業場所付近に回転式の蛍光灯を設置するのも良いでしょう。

3. 安全な乗り方や荷物の積み方を厳守する

フォークリフトを扱うにあたって、安全な乗り方や荷物の積み方を厳守するのは当然のこととして意識しておく必要があります。
ちょっとした油断から大事故につながってしまった例は数多く見られます。

無理に不安定な荷物の積み方はしない、本来禁止されている危険行為を行わないといった基本的なことを念頭に入れ、作業を行うようにしましょう。

4. 指差し確認や呼称確認を徹底する

フォークリフトに乗る際も、きちんと指差し確認や呼称確認を行いましょう。
仮に車体に異常が発生している場合には、運転前に見つかる可能性も高くなります。

5. 事故に発展する可能性について事前に訓練する

事故を起こさないためには、安全性に対する意識を高めることが大切です。
日々同じようにフォークリフトを使用するかもしれませんが、慣れているからといって慢心してはいけません。

安全性に対する意識を向上するために、簡単な訓練を取り入れましょう。

6. ドライブレコーダーの採用

事故の抑止力の他、より安全に対する意識を高めたり、教育や指導に役立てたりするために、ドライブレコーダーの採用も効果的です。
ちょっとした運転ミスでも、見逃してそのままにしていると、安全に対する意識の欠如が相まって深刻な事故に発展してしまうかもしれません。

反省点を具体的に確認するために効果的な対策の一つです。

フォークリフトの事故防止には安全対策が大切

フォークリフトの事故を防止するには、日頃から万が一の事態に備えた安全対策が大切です。

 

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