
中国トップクラスへ成長したホイールメーカーの品質体制
今回訪問したホイールメーカーは、近年、産業車両用ホイール分野で大きく成長し、中国トップクラスのホイールメーカーとして実績を積み重ねています。
同工場は、日本大手自動車メーカーT社、欧州大手物流機器メーカーL社など、国内外の有力フォークリフトメーカー との取引実績を有しており、
弊社にとっても重要なサプライヤーのひとつ です。
フクナガエンジニアリングでは、このような実績を持つメーカーであっても、届いた製品だけで判断するのではなく、
実際に製造現場まで足を運び、品質管理の状況を自分たちの目で確認して品質を保証することを大切にしています。
現地品質監査で確認した管理体制
2026年4月、弊社は中国の産業車両ホイール工場にて現地品質監査を実施しました。
監査では、原材料の受け入れから加工、溶接、検査、出荷に至るまで、品質管理体制が実際の現場でどのように運用されているかを確認しました。
工場全体としては、自動車産業向けの国際的な品質管理規格「IATF 16949」に基づき、安定した品質を支える体制が整備されていました。
また、ホイールの安全性に直結する溶接工程については、国際的な溶接品質管理規格「ISO 3834」に準拠した管理体制を確認しました。
ホイール品質を支える重要な管理項目
フォークリフトや産業車両に使用されるホイールは、車両の荷重を支え、タイヤと車体をつなぐ重要な部品です。
そのため、見た目の仕上がりだけでなく、使用する鋼材の品質、加工精度、溶接品質、寸法管理、完成品検査まで、各工程が安定して管理されている必要があります。
主な確認項目は以下の通りです。

鋼材・原材料管理の確認
ホイールの強度を支える鋼材について、材料の管理状況や受け入れ時の確認体制を確認しました。
加工・成形工程の確認
切断、成形、加工工程では、寸法精度が安定しているかを確認しました。
溶接工程の確認
ホイール製造において重要となる溶接工程について、溶接条件、作業手順、検査体制、記録管理などを確認しました。
完成品検査・出荷管理の確認
完成品の外観、寸法、仕上がり、検査記録の管理状況を確認しました。
また、検査後の保管状態や出荷前の管理体制についても確認しました。
現場管理・人材育成の確認
5S活動、作業者への教育体制、現場でのレビュー方法、改善活動の実施状況を確認しました。書類上の管理だけでなく、現場でどのように品質が守られているかを、工程・人員・データの面から総合的に確認しました
最新設備・技術への取り組み
今回の監査では、工場において、品質の安定化・生産精度の向上・省エネ化を目的とした最新設備や技術更新が進められていることも確認しました。

強度・軽量化・生産精度の向上に向けた取り組み
高強度ホイール専用鋼の開発
ホイールの強度を確保しながら、軽量化による省エネにも貢献しています。
冷間成形技術の採用
従来の加熱工程に比べ、煙や粉塵の発生を抑えた、環境に配慮した製造方法です。
自動化設備の導入
自動溶接ロボット、CNC加工設備、レーザー切断機などを活用し、寸法精度と生産効率の向上を図っています。
継続的な技術開発
これまでに54件の特許を取得しており、製品品質と製造技術の改善に取り組んでいます。
お客様に安心してご使用いただくために
今回の現地品質監査では、品質管理体制だけでなく、
同工場が成長してきた背景も確認することができました。
同工場は、もともと小規模な工場からスタートし、
現在では中国トップクラスの産業車両 ホイールメーカーへと成長しています。
近年では、国内外の大手メーカーからも採用されるサプライヤーとして実績を広げています。
その背景には、顧客からの意見や改善要望を大切にし、製品づくりや品質管理に反映し続ける姿勢があります。
取引先との定期的な情報交換を通じて、求められる品質や仕様に柔軟に対応している点も印象的でした。
フクナガエンジニアリングでは、今後もこうした改善力を持つサプライヤーとの連携を深めながら、
お客様に安心してお使いいただける製品の安定供給に努めてまいります。
※フクナガエンジニアリングでは、産業タイヤ 、ホイール製品だけでなく、フレコンバッグやフォークリフト関連の安全製品など、
作業現場を支える各種製品も取り扱っております。
●タイヤ品質監査レポートはこちら
●フレコンバッグ品質監査レポートはこちら
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